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2004/08/30 mon 実習生が付いた夜勤を無事に終えて、 疲れてはいるけれど晴れ晴れとした心もちで職場をあとにする 帰り道は、昨日で終わったお祭りの後片付けが行われていた 熱い空気をかきわけるように、ずんずんと進む そのひとことは、かばんの奥底に仕舞ってある 今日も、わりかしいい1日だったと 言える日もすこしずつ、増えてきた ジャスコでピエヌのアイライナーを、 ブルーブルーエでいぶし金の色をしたピアスを買い、 夜はLAから帰省したいとこたちと焼肉を食べに行った ほんとうに、上出来な1日だ 2004/08/27 fri 年に一度のお祭りの日は、 静かなこのまちもすこしだけ、落ちつきをなくす 幼いころからお祭りは大好きだったけれど 仕事をするようになってからは 仕事で参加しなければいけないことが多くなって お祭りは楽しい行事ではなくなってしまった 昨日も、大嫌いな主任のせいで民謡流しに出るはめになってしまって 終わったあとはさっさと着替えておじさまたちの誘いをさらりとかわし、 同僚となかよしの主任の3人で飲みに行って 浴衣の袂で転がっていた不本意な気持ちを、たくさんの笑い話で遠くへ飛ばした 2004/08/25 wed さよならを告げる準備がまだ、できていないの からりと晴れ上がった空からは するどさを失った、やわらかでいてすこし寂しげな陽射しが 窓ガラスを通して舞い落ちる もう、秋のにおいがそこらじゅうに立ちこめているというのに わたしは夏にさよならを告げる準備がまだ、できていない * 伊勢丹で催されている、オードリー・ヘップバーン展を観る 2着のウェディング・ドレスは、オードリーにしか似合わないだろう可愛らしさで 実際に映画で着た衣装の数々にため息をついて そして、「ローマの休日」でオードリーとグレゴリー・ペックが乗っていた本物のベスパに感激をした それから、オードリーの私物―上質なウールのコートやイヴニングドレス、きれいに磨かれたパンプスたち、たくさんのきらきらしたアクセサリーには思わず見惚れてしまったし、 黒いシャツにエミリオ・プッチのショートパンツ、ピンクのりぼんのついたぺたんこサンダルのコーディネイトは、今見てもとても新鮮に思えた 上質なものたち、そして上質なひとは、どんなに時が流れても色褪せないんだなあ この展覧会は、新潟を皮きりに、全国で行われるそうです ほんとうにほんとうにすてきなので、是非観に行ってください (今出ている装苑に詳しいことが載っていました) 感動のあとは、華氏911を観てどんよりした気分になり、 その後家に帰ったら父に訳のわからぬことを言われて苛立ちを隠せなかった なんだか、気持ちの忙しい1日だった 2004/08/24 tue ほんとうに必要なものなんて、 案外すごく少ないんじゃないかって思う だけどわたしは あってもなくてもいいような がらくたばかりを宝物だと思いこんで 大切なものを見分けるその目はすでに 麻痺してしまっているような気がする 真っ暗な闇のなかでわたしは 手さぐりで、いつも探してる たくさんの、無駄なものを手にし たくさんの、ちいさなひかりを失いながら 2004/08/22 sun ガストの目玉焼きハンバーグは、 大学時代の、思い出の味 深夜のガストの、ざわざわとした雰囲気が けっこう、好きだったんだよな 2004/08/21 sat 大学時代の友人が、転勤先の栃木から帰ってきた 1年と、4ヶ月ぶりの再会 お互いの近況を話しながら、お買い物をしたり、 UA CAFEでお茶をして、また歩いて 夜は、地元の焼き鳥屋でお酒をたんと飲んで とまらないおしゃべりに花を咲かせた 心配していたけど、yuko、幸せそうで安心したよ そう言われて、そうかな、とはぐらかしたけれど わたしは嬉しかったよ 2004/08/20 fri 幼いわたしが学校で教わったのは わたしは人より劣っているということだ いつもそうだった わたしは悪くなくても、 頭ごなしに怒られるのはいつもわたしだった わたしの知らないところで事実がねじ曲げられていたことを知って 誰がそんなこと言ってたの、とあの子に聞いたら あの子は一瞬たじろいだ―きっとわたしは、恐い顔をしていたのだろう―あと そんなこと気にすんなよ、と笑いながら わたしの頭をぽんぽんと叩いた わたしはそれで一気に、気が抜けてしまった だけど、あの子の大きな手の感触が消えてゆくにしたがってまた、 怒りもふたたび膨らんでいった だれもが、怒るほどのことでもないのに、と思うかもしれない ―むしろ、わたしは何を言っても怒らないと思われているかもしれない― けれどわたしは、どんなに些細なことだろうと 理不尽でその結果、自分が損をするようなことは許せないのだ わたしが、ものごとをマイナスの方向に考えてしまうようになったのも 偉大なる先生方のおかげなのだ 2004/08/19 thu 息苦しくなるような暑さと、からだに纏わりつく湿気 そして、オリンピックに起因する慢性的な睡眠不足は わたしのからだをまたも数センチ浮揚させる 職場の、なかよしのふたりがついに結婚することになった まだおおっぴらになっていないのだけど、 すごくうれしくてあの子に電話をする 「この波に乗ってyukoさんも行っちゃえば」 「yukoさんのためにおれ、ご祝儀用意しとくから」 電話の向こうで、無邪気なあの子の声が弾む つい数時間前一緒に、窓にステンドグラスふうのシートを貼る作業をしていたときの、あの子の表情を思い出す わたしはあの子を見上げて話―それがどんな内容だったかはもう忘れてしまった―をしていた あの子の左腕と、わたしの右肩がほんの一瞬だけ、触れた わたしがお嫁に行くことになったときに もしも、あの子にお祝いのことばを言われたら わたしは泣いてしまうかもしれない とらえられたあの夜から、もうすぐ2年が経とうとしている 2004/08/17 tue 今年度、有休消化キャンペーンをひとり勝手に繰り広げているので 今日は特に予定もないのにお休みを取ってみた だけどせっかくなので、両親と、そして恋人と大英博物館の至宝展を観に行った 展覧会はとても混雑していて すべての展示物を観るのに1時間半もかかってしまった だけど、思っていたよりも興味深いものが多くて 細かなモザイク画の技術に驚いたり 豪奢な装飾品に溜息をついたりした 美術館を出たあとは、4人でラーメンを食べた こうして、わたしの家族と恋人とで外食するのは 5年以上もつきあってきて、はじめてのことで こういうことが、近い未来には ふつうのことになるのかなあと、 ひとりしみじみと考えていた |