2004/07-b



2004/07/30  fri


暑い日が続いていますが
みなさま、如何お過ごしでしょうか


わたしは自分でも驚くほどにすこやかに暮らしていて
たっぷりと汗をかいて労働することを
気持ちよいとすら感じている今日この頃です


37℃の空気のなか、
「わたし、こんだけ暑いとなんだか、わくわくする。」
そう言うとあの子は、
「yukoさん、A先生(施設の嘱託の精神科医だ)に診てもらったら?」
と、いつもの調子でわたしを怒らせました
近くで見るあの子は、ほんとうに背が高くて
黒いTシャツと短パンから伸びたすらりと細い手足に
内心ほれぼれしていたことは、ここだけの話にしましょう






2004/07/29  thu


あの子はいとも簡単に、わたしを引き戻してしまう
すらりと伸びた手足はもう、罪としか言いようがない


1週間ぶりに、あの子に会った


あの子にからかわれて、
サンダルを投げつけたり、憎まれ口をたたいたり
そんなことをすればするほど調子にのるあの子を
ふくれっつらで睨みつけたりしていたらふと、
こんなことってひさしぶりだなあと思って
知らないうちに、時間がいっぱい経っていたということに気がつく


7月も、もう終わる


今はまだ、
懐かしいという言葉では片づけられない
だけど、わたしは決めたんだ
過去のかたちを、また作りあげることはしない、と






2004/07/28  wed


わたしは元気
春にくらべて、からだは軽くなったし
毎日、季節の野菜―とうもろこし、枝豆、とまと、かぼちゃなど―を山ほど食べているし
やかんで煮出すプーアル茶を、1日2リットル飲んでいて
週に2,3回は、プールで泳ぐ
体力にはぜんぜん自信がないけれど、
暑さだってちっとも苦にならない


わたしは、元気です


今はそう、心から言えるよ
(今だけ、かもしれないけれど、ね)





2004/07/26  mon


100kmはなれた街へ、この夏最初(で最後になるかもしれない)の花火を見にゆく
夜勤明けの同僚を乗せ、バイパスに乗るとすぐに
前が見えなくなるほどの強い雨に見舞われて
これで中止だったらやけ酒だね、と苦笑いしながら
高速に乗る予定だったのを変更して、シーサイドを走る


途中、寺泊の鮮魚センターで、つぶ貝やさざえの焼き串を買い食いしているころには
雨もすっかり上がっていて
あっというまにその街へ着く


花火はとてもすばらしくて
とくに、100発の尺玉一斉打ち上げは圧巻だった
金色のシャワーが、海面にうつってきらきらとひかるさまは
言葉では表現できないほどのうつくしさだった
打ち上げの場所から近いところにいたために
たくさんのひかりの輪は、視界に入りきらないほどで
その明るさには目が眩むほどだった


100kmはなれたその街の花火を、
わたしはまた見たいと思った






2004/07/25  sun


夏らしい遊びをしよう、と思いついて、恋人と海へゆく
とはいえ、ほとんど海には入らずに
毎年行っている海の家でたらんたらん過ごした
潮風を浴びながら飲む生ビールは格別のおいしさで
ふわんと酔っぱらってうたたねをする
日曜だけあって、砂浜はとても賑わっていたけれど
風がまるでヴェールをかけたように
遠く、やわらかく聞こえる


近くの温泉に寄ってから、
地元のお城の復元記念のお祭りに行こうとしたけれど
突然の雨に、やむなく断念した
稲妻が、灰色の空に光のひびをいれていた





2004/07/23  fri


梅雨が明けて、
毎日さんさんと日差しが照りつける
だけど、夏は好き


焦るのは、たいていの場合良いことじゃない
だから必死でおさえるんだ
ひとはひと、わたしはわたしって
必死で言い聞かせるんだ


ずっと、探しつづけるんだ


*


1日だけのお休み
髪をたくさんすいてもらって
ツモリで、来月に入荷するお洋服の相談をして
「スチームボーイ」を観て
プールで1時間泳いだ
1日だけの、お休みに





2004/07/20  tue


フィフス アニバーサリー


与えてもらうことばかりを望んで、
勿論それは思い通りになるはずがなくて
結局最後には、落胆して


自分で掴もうとしても
手にした瞬間に、まるで砂のようにさらりと
指のあいだをすりぬけてゆく


そんなことを、何度も何度もくり返して
いつからか、ふかいふかい樹海のなかに、迷いこんだ


妥協と諦め、たくさんの躊躇
そして、失ってきたもの


すべてを溜息にのせて吐き出してみる
この5年という、長くてみじかいあいだ
わたしはすこしでも、意味のある日々を過ごすことができたのでしょうか





2004/07/19  mon


自分のしあわせを願うことは、自己中で我侭なことなのだろうか
なんの確約もない未来への不安をぶつけたら、視野が狭いと罵られたので
わたしは大きなため息とともに、さじを投げた


苛立つ気持ちと、けいれんする瞼を落ちつかせるために入った映画館はとても混んでいて
となりに座ったのは、常識のない、あたまの悪そうな高校生でわたしをいっそう苛立たせた
わたしは、自己中で我侭だろうか





2004/07/17  sat


いつもは、群青に光る水をたたえながら悠然と流れる阿賀野川も
今日はまるで砂漠を広げたような濁流と化していた
ワイパーを最速にしても、前が見えなくなるほどの強い雨のなか、
川を越えた先はいつもとそう変わらない―心なしか、人が少ないことは感じたけれど―平和すぎる街だった


止まない雨に、不安は少しずつ膨らんでゆく
どうか、なにごともなくこの雨雲が過ぎ去りますように






2004/07/16  fri


自分の気持ちの変化に
いちばん驚き、戸惑っているのは
わたし自身だったりして
過去はもう、ショーケースに並べてしまおう
忘れる必要はきっとないと思うから


*


たっぷりと、汗をかいて仕事をした今日は
職場の人たちと焼肉を食べに行った
とってもごきげんな、金曜日の夜