2004/07-a



2004/07/15  thu


連日、ニュースでとりざたされている県内の豪雨を、
わたしはどこか遠くの場所で起こっていることのように見つめていた


だけど、教師をしている友人のアパートが浸水し
勤務先の学校も避難所になっているということを知り、
にわかに現実的なものとなって耳に、目に入ってくる


大学2年のとき、今回ほどではないけれど洪水があって
当時わたしが住んでいたアパートは、
坂の途中にあったから平気だった


ブラウン管に映し出される惨事を目にして
いつかこんなことが自分の身に起こったら、と考えると
とてもおそろしい気持ちになったのだった


じっとりとした梅雨空のなか
オレンジペコーのあたらしいアルバムを聞きながら
心地よく、青い夏を想う






2004/07/13  tue


7月8日、いつものように、ぼうっとしたまま仕事をしていた
前の日から、なんだか喉が痛いなあとは思っていたけれど
さほど、気にすることもなく
いつものように、クーラーのきいた部屋と、そうでないところと、炎天下を行ったりきたりしていた
異変に気がついたのは、退勤まで1時間を切ったころ
周りが暑い暑いと言っているなか、
わたしひとりだけがつよい寒気を感じたのだ
体温を測ると、38.2℃だった
とりあえず、退勤時間までは気丈に働き
その日の夕食と、金曜日の飲み会、ふたつの約束にキャンセルの電話を入れた
帰宅ラッシュの渋滞にイライラし
おばさまたちで混み合うスーパーで水分補給用にスポーツドリンクを2本買い
家に帰ったころにはすでに、熱は40℃近くまで上がっていた


それから3日間、熱は上がったり下がったりで
金曜日と土曜日は病院に行って点滴と痛みどめの注射を打ち
土曜日の夜は、激しい頭痛と熱で、ほとんど眠ることができなかった
原因は、お医者さま曰く「扁桃腺が真っ白に化膿してる」とのことだ


熱が下がった今日も、大事をとってお休みをいただき
1日、ゆっくりと休んだり、迷惑をかけた職場の人たちにお詫びのお菓子を買いに行ったりした


むんとした熱い空気と
ぼとぼとと、波板を叩く雨の音
しっかりと憶えていることなんて、それくらいだ
5日も家のなかにいたら、
なにがどの日に起こったかすらわからなくなる
さあ、ちゃんと歩いてみよう






2004/07/07  wed


このところの暑さのせいで、
なんだかそれまでとは違う世界を生きているように思う


7月7日。


今年もまた、灰色の雲のうえでひかりを放っているだろう星たちに思いを馳せる
どうか、しあわせになれますように


奇跡は起きなくても
べガとアルタイルが逢う 今日なら






2004/07/06  tue


肌を包む、体温ほどの熱い空気が
わたしのからだを数センチ浮揚させた
昨日の暑さで、わたしは使い古された消耗品かなにかのようで
読みかけの文庫本を持ったまま、
眠ったり、目覚めたりをくり返した


夜、旧い友人からの電話
いろんなひとの近況を聞きながら
わたしはものすごく不安になる
このままじゃだめだ、という思いは強いけれど
わたしは何ら、行動に移すことができていない


明日は、星になにを願おうか






2004/07/04  sun


・結局、セールでお買い物
・オールスターサッカーで大興奮
・大事な大事な約束をする
・生ビールがおいしい季節になりました





2004/07/02  fri


喉の先まで出かかっているその言葉を、
何度、飲み込んだことだろう


もう完全に、忘れてしまったと思っていた
あの子の頭のなかには、ひとかけらも残っていないと
だけど何気ないひとことで
めずらしく、ひどく動揺するあの子に
そうではなかったのだと悟る


事実を消すことができないのならせめて、
忘れてしまいたいのだろう
わたしだって、ほんとうは忘れなくちゃいけない
わたしには恋人がいるし、
あの子にだっておそらく、
助手席に乗せる、女の子がいる


何度も自分に言い聞かせながら、
結局は懸命に記憶をたぐりよせている
心のどこかで、
錯覚ではないことを確認するように