2003/05-a




2003/05/14  ヘ ヴ ン


仕事は半日年休をもらい、逃げるように職場をあとにした。
そのあとは、わたしは天国にいた。
かりこちゃんと、カフェ・コムサで紅茶を飲んでいたときから、心はフェイズにあった。
スカパラのライヴは最高だった。アルバムの曲はぜんぶやってくれたし、カナリヤや美しく燃える森、それに大好きなルパンもよかった。
10人から、いっぱいエネルギーをもらってきた。
ライヴのあと、のどがとても乾いていたので夢舎でごはんを食べる。
アルコールが、からだにすうっとしみこんだ。
目が覚めたらそこはもう現実だとわかっていたけれど、
わたしはずっと、天国にいた。






2003/05/13  生ぬるい月夜、解けてゆく氷のおと


1日じゅう、ほとんどなにも考えなかった。
午前中は郵便局へ行き、
午後からは昼寝をし、
夜はプールへ行った。
お昼ごはんに、アスパラと生ハムのクリームソースのペンネ、それから水菜のシーザーサラダを作って食べた。


ゆかちゃんからの手紙は、今日いちばんの(というか、唯一の)うれしいできごとだった。
わたしは、しあわせものだ。






2003/05/12  オール・ザ・シングス・シー・セッド


通勤路のマーガレットが満開だ。


夜勤明けでうとうとと過ごしていたけれど、
母と叔母が大和でやっている中国のなんとか展に行くという話を聞いて、ついていくことに決めた。
最近はパステルカラーの洋服(というか、ツモリの服)ばかり着ていたので、今日は落ちついた格好をしようと心に決めて、フラボアのアイボリー色のカットソーに、3年前に買ったマルジェラの黒いシフォンスカートとグレイのパンツを重ね着した。
母たちがなんとか展を見ているあいだ、ひとりでラフォーレ―ちゃんと見るのは何ヶ月ぶりだろう―を見てまわり、白いタンクトップを1枚、購入した。
かたちはとてもシンプルだけど、えりの回りにビーズがびっしりと縫い付けられている。
最近はふんわりとしたかたちのカットソーばかりなので、逆にとても気に入ったのだ。
古町を出たあと、のどがかわいたのでガトウ専科でコーヒーを飲んだ。
となりにあるamingという雑貨屋を物色しているときに、恋するケータイがタトゥーを奏でる。
あの子からだった。
用件は仕事のことだったけれど、胸が高鳴っていたことは事実だ。
オデッセイの運転席で、携帯を耳にあてるあの子を想像する。
断言しよう。
あの子はわたしにとって、大切な大切な仕事仲間なのだ。





2003/05/10  愛すべき、ayuちゃんとの1日


ラフォーレのアトリウムのベンチに腰かける。
わたしはその直前に遭遇した、思いがけないできごとに動揺をおさえきれずにいた。
そんな気持ちのまま、ガラスのドアの近くにいるayuちゃんをみつけて、かけよった。
ayuちゃんとは、このサイトで出会った。
だけど今となっては、そんなこと忘れてしまいそうだ。
わたしはayuちゃんに、出会うべくして出会ったのだ、と、勝手に思っている。
Slide Cafeが満席―ここはいつもいっぱいで入れない―だったので、移転して間もないBRISKETでお茶することにした。わたしは、胡麻のパフェ。ayuちゃんは、ほうじ茶のアイスクリーム。どっちも、とてもおいしかった。
ふたりで会うのはひさしぶりで、いっぱいお話できたし、洋服もいろいろ見た。
明日が仕事じゃなければな、と、何度も何度も思った。
万代のバスセンターで見送ってくれたayuちゃんは、いっぱい手をふってくれた。
またすぐに、会えるよね、と思いながら、わたしもayuちゃんをずっと、目で追っていた。
―そうだ、いつのまにか、その驚くべきできごとについては忘れてしまっていたのだ。


*


母の日は仕事なので、今日、お花をプレゼントした。
母は靴がほしいと言っているので、今度一緒に、買いに行こうと思う。
お母さん、いつもありがとう。だいすき。






2003/05/09  フライデイ・ナイト


お酒という飲みものは麻薬の一種だ。
味はもとより、その魔力をもとめる。
脳細胞が破壊されてゆくような、ふわふわとした快感。
いちどその味をしめてしまったら、手放せなくなる。


*


今日は「シカゴ」を観た。
キャサリン・ゼタ・ジョーンズもセクシーだったけれど、レニー・ゼルウィガーがキュートすぎてもう、くぎづけ状態。ブリジット・ジョーンズのときは役柄のために太ったらしいけれど、シカゴのなかのレニーは細くてすごくスタイルがよくて、むしろそれだけからだをコントロールできることに感動してしまった。
つぎは、「愛してる、愛してない」を観たい。アメリのオドレイ・トトゥの映画。


*


トップページをリニューアルしました。
他はぜんぜん変わってなかったりします。
あ、でも、リンクをいくつか追加しました。





2003/05/07  ともだち


うだるような暑さで、すこし動いただけでも額に汗がにじむ。
みんながだるそうな顔をするなか、いっぱい寝たから今日はちょっとハイなんだ、というあの子は、いつも以上によくしゃべり、よく笑った。
あたらしい携帯の話、フィギアの話、社会福祉主事の資格の話。
それから、連休のこと(ジャック・ダニエルを飲みすぎてつぶれたことと、町田にある古着屋が古町にできたので行ってきたこと)。
あの子が職場のマスターキーをつなげているチェーンがのびちぢみするのが楽しくて、わたしは何度もそのチェーンをひっぱって、あの子をあきれさせたりもした。


仕事のあと、作業でつかう布やすりを買いにホームセンターへ行った。
だけど必要な品番(40番)が売り切れていて、すこし躊躇したけれどあの子にメールを送った。どうしようか、と。
しばらくしてから電話をくれたあの子は、
「40番でも60番でもどっちでもいいし、今日無理に買わなくてもだいじょうぶだよ」
「あんまりがんばりすぎて倒れたらたいへんだよ」
「…まぁyukoさん、倒れそうには見えないけど」
そう言ってあの子は、電話の向こうでけらけらと笑った。
「うるさいな、一言多いんだよ」
と、わたしは口ごたえをする。
40番のやすりは結局、別のお店もはしごして手に入れた。
あの子は明日、こんなわたしをほめてくれるだろうか。






2003/05/06  イッツ・ア・スモール・ワールド


母と一緒に、朱鷺メッセへ行ってきた。
そもそも、最初は行くつもりなんかなかった。
むしろ思いつきもしなかったのだけど、母とジャスコに行き、ついでだし、と113号線を万代の方向へ走っていたときにちょうどあのビルが見えてきたから、行ってみようかという話になったのだ。
東京にあれば決して高層ビルとは呼べないような建物ではあるけれど、信濃川の河口ちかくにそびえたつそのビルはぴかぴかで広くて、とても開放的だった。
ガラスの壁の向こうには、水面がきらきらと輝いているのが見える。
新潟は、とてもすてきな街だ。






2003/05/04  晴れやかな日


高3のころは、いつも4人で一緒にいた。
このなかでいちばん最初に結婚するのはきっとみっこだよね、
と、わたしたちはいつもそう話していた。
結婚というイベントに関しては、きわめて夢見がちだったけれど。


みっこは今日、花嫁となった。
純白のドレスに身をつつんだ彼女がチャペルに入ってきた瞬間からもう、
胸がいっぱいになった。
ステンドグラスからさしこむ光、澄んだ空気のなかを流れる賛美歌、おごそかに執り行われる式。
彼女が、とても遠い存在になってしまったように思えて、すこし悲しくなった。


だけど、名字が変わってもみっこは、いつまでもみっこなのだ。
はじめて同じクラスになったとき、
名簿がわたしのすぐ前だったみっこ。
いちばんうしろの席でふてぶてしく座っていたわたしに、
彼女は満面の笑みを浮かべながら「よろしくね」とふりかえった。
今となっては眩しくて目がくらむような、記憶のかたすみにあるできごと。
ずっと、忘れない。






2003/05/03  降水確率、0パーセント



準備は、90%ととのった。
伊勢丹でふたりへのお祝いのプレゼントを買い、
カラオケで2時間、余興の歌を練習した。
(曲は「明日への扉」で、わたしがひとりで歌う箇所がみっつある)
それからサイゼリアで、カードによせがきをした。
自分が結婚するわけではないのに、どきどきがとまらない。
みっこが結婚することを知ったのは去年の1月。
まだまだ先と思っていたのに、時がすぎゆくのはあっというまで、
式はもう明日に迫っている。
明日、嫁いでゆく彼女は今、どんな気持ちでこの夜を過ごしていることだろう。






2003/05/02  気づかないふり


連休前の今日は、利用者の多くが自宅へ帰省する日で、
とてもばたばたしていたけれど平和にすぎていく。
風はそよそよとあたたかく、空気はからりとしていて、
お昼に干した洗濯物は、退勤するころにはすっかり乾いていた。
窓から見える木々が、みどり色にきらきらと光る。
仕事のあと、おなじ部署のひとで近くの和食屋さんにごはんを食べにいった。
お刺身、ずわいがに、豆腐のグラタン、茶碗蒸し、焼鮭、立田あげ、お寿司。
明らかに多すぎなのに、ぺろりと食べてしまった。


明日は、みえと寛子と、みっこへの結婚祝のプレゼントを買い、余興の練習のためにカラオケへ行く予定だ。
楽しみだけれど、正直言って、すこし憂鬱だったりもする。
理由なんて、言うほどのことでもない。

*

photoをupしました。
ずいぶんとひさしぶりでごめんなさい。





2003/05/01  さつきばれ


5月になった。
空気はつめたいけれど、陽射しが気持ちをあたたかくする。


映画は、「歓楽通り」を観ることに決めた。
主人公のプチ・ルイ。
娼館で生まれ、生涯ひとりの娼婦の世話をすると決めた男。
どうしたらあんなに一途になれるだろう。
フランス語は、うつくしい。
それが、感じたこと。


映画のあと、日曜日の結婚式のために必要なもの(祝儀袋、ストッキング、靴に入れるすべりどめ)を買い、
家に帰ったあとはつけづめに色を塗った。


5月は、とてもおだやかな1日ではじまった。
まっすぐの髪の毛が、さらさらと揺れる。